世界1億4000万ユーザーが使う口コミサイト「Yelp」

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あのGoogleが熱望し、Appleに愛されたローカルレビュー投稿サイト「Yelp」。
2014年4月に日本初上陸した世界最大レビューサイトの一つ、「Yelp」についてご紹介します。


Yelp Japan代表取締役の高田智之氏と

Yelpとは

Airbnb

Yelp(イェルプ)

2004年にサンフランシスコでサービス開始したYelp, Inc.が運営するローカルビジネスレビューサイト。
2015年現在、一か月あたり1億人以上のユニークビジター(英語版)を抱える世界最大級のレビューサイトです。

公式サイト:Yelp

一部 Wikipediaより抜粋

「Yelp」の特徴

食だけではない、多彩なローカルビジネスを取り扱う

Yelpを利用していると、よく「食べログ」との違いを尋ねられますが、この2つには明確な違いがあります。

食べログと言えばレストランなど食に関する口コミに特化したサイトですが、
Yelpは食だけではなく、病院や美容院、雑貨屋さん、施設などジャンルに囚われず多種多様なローカルビジネスを取り扱っています。

これだけレストランやホテルを口コミで探すことが一般的となった昨今、
歯医者をはじめとした病院に関しては、身内や近所の人の評判で決めることって多くないですか?
それは、これらを選ぶときに、実際訪れた人の評判(口コミ)が重要視されるにも関わらず、ネット上にその情報が不足している表れではないでしょうか。
ちなみにCEOのストップルマン氏が歯医者で嫌な思いをしたことがYelp誕生のきっかけの一つだとも聞いたことがあります。

完全無料のサービス

日本の口コミサイトが詳細な検索機能や一部サービスを有料化している中、
Yelpは全ての機能・サービスを無料で提供しています。

実名登録・独自システムで質のよいレビューだけを掲載

Yelpでレビューを投稿するにはFacebookとの連携や、実名登録のアカウントが必要(閲覧だけなら登録は不要)。
実名制のサービスとすることで、嘘や悪意のあるレビューが投稿しづらくなり、信頼性が高くなるという仕組みです。

また、不正なレビューを感知する独自システムを導入することで、質のよい投稿だけを掲載。
なんとこのシステムによりリジェクトされる投稿は、全体の25%にものぼるとのこと。
2012年に「食べログ」で問題になったいわゆる「ステマ」を排除する仕組みが、Yelpには揃っているので、ユーザーは安心して利用することができます。

「コミュニティマネージャー」と「エリート」


Yelp Japanの代表取締役 高田氏のプロフィール。
コミュニティマネージャーのプロフィールには「CM」、
Yelp側に雇われてレビューを投稿しているユーザーには「Scout」のマークがついています。

私のプロフィール。2015年のエリートに選ばれました!

2015/5/27追記:高田さんのように「Scout」マークがグレーの場合は、元スカウトの印でした!現役の場合は緑色の「Scout」マークとのことです。
(ちなみに現在Yelpから報酬を得てレビューを書いている人は、日本にいないそうです。
契約が終わったあとも形跡を残し続けるところに、ユーザーへの誠実さを感じますね!)

Yelpには世界の都市ごとに1人、コミュニティマネージャー(CM)というその地域のプロフェッショナルが存在しています。
彼らは、主にYelper(Yelp利用者)同士との交流や、Yelpを通してその地域を盛り上げることを目的としてイベントを主催しています。

さらにCMだけでなく、それぞれの地域には「エリート」と呼ばれるYelperが存在しています。
他ユーザーからの推薦で選ばれる「エリート」達が書くレビューは、Yelperにとってより価値のある情報となっています。

また、「エリート」に選ばれると、Yelpが主催するイベント(無料)に参加する権利が得られます。
食事会だけでなく、普段は入ることのできない工場見学など様々なイベントが世界中で行われているようです。
「エリート」は年ごとに選出されるため、その称号を保つには継続的に良いレビューを投稿することが必須となります。

「Yelp」の逸話

ローカルビジネスに多大な影響を与えている

2012年にカリフォルニア州バークレー校在籍のエコノミストの調査によると、
Yelpのレーティングが星3つ半から4つ星に増えるだけで、
夜7時予約の売り切り率が30%から49%に増加するという結果が出たそうです。

私自身もオーストラリアのあるレストランに訪れたときに、
Yelpにレビューを日本語で書く予定とオーナーに話したら、とても手厚くもてなしてもらえた経験があり、
お店側とってもYelpのレビューがとても重要であると実感しました。


ブリスベン(オーストラリア)のイタリアンレストランで、オーナーの奥さんと記念撮影したことも(笑)

あのGoogleをもが欲しがった「Yelp」

2009年にGoogleがYelpに5億円以上での買収を持ちかけたが、Yelpが断ったとされています。
その後、2012年にYelpは株式上場を果たしました。

Appleと縁のあるYelp

Apple製品に採用されているだけでなく、スティーブ・ジョブズ本人がさまざまな場面でYelpについて触れています。

iOSのマップと連携

日本ではYahoo!の口コミと連携しているiOSのマップですが、
アメリカやカナダではYelpが採用され、現地の人々の生活に浸透しています。


私がカナダでバイトしていたカフェの情報です。

Safariのデフォルトウインドウにも

Wikipediaやトリップアドバイザーなど日本でも有名なサイト達と並んで、Yelpも載っています。


Safariのスタートアップ画面

ティーブ・ジョブズも愛したYelpアプリ


Safariのスタートアップ画面

2010年に行われたiOS 4の発表イベントでスティーブ・ジョブズ氏もYelpについて言述しています。

「”When people want to find a place to go to dinner, they’re not searching; they’re going to Yelp.”
“みんな(スマホで)ディナーの場所を探すとき、ググるんじゃなくてYelp(アプリ)を使う”」

この件についてYelpのCEOのストップルマン氏も「We love you too, Steve!」というタイトルで公式ブログで掲載しており、相思相愛ぶりが伺えます。

新製品発表イベントのスクリーンに映しだされたスティーブ氏のiPhoneに、Yelpのアプリアイコンが映り込んでいたこともあったそうです。
Googleから買収の話が出たときに、スティーブ氏がストップルマン氏に電話して、断るように伝えたというストーリーも有名ですね。

海外旅行でも大活躍の「Yelp」

私とYelpとの出会いは、カナダ生活中に施設やレストランを探すのに利用していたことがきっかけです。

Yelpローカルビジネスに密着したサービスと謳われていますが、
旅行者にとっても現地の人たちのレビューが見られるので重宝しています。

NYやロス、オーストラリアへ旅行した際にも大活躍でした。


NYで一番美味しかったのは、Yelpで見つけたLUKE’S(ルークス)のロブスターサンド。
2015年4月に日本にも上陸しました。

ロサンゼルスで評判のホットドックをコダックシアター前で。
Yelpの口コミで一躍有名になったホットドックベンダーいるそうです。
レビューを見なければ知られることのなかった、ローカルビジネスを盛り上げる立役者と言えますね。

オーストラリアの動物園で見つけたYelpのサイン。
レストランだけでなく様々な場所で活用されているのがわかります。

神戸に行く際に、神戸出身のコミュニティマネージャーの方からおすすめしてもらった「老祥記」の肉まん

まとめ

SNSや口コミサイトの普及により、ネット上で大量の情報を得られるようになりました。
それと同時に、「情報が多すぎて選べない」というユーザーも増えたのではないでしょうか。

特に口コミに関しては何を書くか、よりも「誰が書いたか」が重要視される時代となりました(ブロガーの影響力が強いのもその現れですね)。
SNSとしても機能しているYelpは、趣味が合うYelperやエリート達をフォローすることができ、
混在する情報の中から、自分に合ったレビューを見つけられます。

まだまだYelpは日本国内のレビューをたくさん必要としています!
サービスが始まって間もない今なら、他国と比べてエリートに選ばれやすい状況だと思います。
ちなみにわたくし、2015年のエリートに選ばれました(名古屋はまだ開始していないので京都の)!
よかったらYelpでお友達になりましょう!
Remi “Remy” M. のプロフィール(Yelp)

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